EC-CUBEからShopifyへのデータ移行

EC-CUBE → Shopify

ケイズ・アートオフィスではEC-CUBEからShopifyへのデータ移行を承っております。

移行するデータ

・商品データ
・顧客データ

どちらの場合もEC-CUBEのデータをShopify用のCSVデータに変換してインポートします。
EC-CUBE2系・3系・4系それぞれ対応可能です。

商品データの移行について

EC-CUBEとShopifyの商品情報は下記のように少し違いがありますが、場合によってはShopifyの仕様に合わせてデータをカスタマイズしてから移行いたします。

EC-CUBE、Shopify両方に共通する商品情報

  • 商品コード(ShopifyではSKU)
  • 商品名
  • 商品説明
  • 商品画像
  • 通常価格(Shopifyでは割引前価格)
  • 販売価格
  • 在庫数

EC-CUBEにはあるがShopifyにはない商品情報

  • 販売種別
    EC-CUBEの販売種別機能は商品ごとに送料テーブルを変更できる機能です。Shopifyの場合は配送設定の「カスタム配送料」機能を使えば、標準の送料とは別の送料テーブルを商品ごとに設定することができますので問題ありません。
  • 販売制限数
    EC-CUBEではデフォルトで販売制限数(一度に購入できる数の制限)を設定することができますが、Shopifyではその機能はありません。Shopifyで実現する場合は、メタフィールドを使ってカスタマイズするか、アプリを利用する必要があります。
  • 発送日目安
    EC-CUBEでは発送日目安を商品ごとに設定して、お届け日の選択肢を自動的に調整することができましたが、Shopifyにはそもそもデフォルトで「お届け日の選択機能」がありません。Shopifyで実現するには、まずお届け日の選択機能をShopifyに実装した上でメタフィールドを使ってカスタマイズする必要があります。

ShopifyにはあるがEC-CUBEにはない商品情報

  • 重量
    Shopifyにはデフォルトで重量による送料計算機能があります。データ移行時は空欄にしておいて必要な場合は後ほど値を入れていただく必要があります。
  • 商品1点あたりの費用
    Shopifyでは利益レポートのために商品1点あたりの費用(原価)を入力することができます。この金額は購入者には表示されません。データ移行時は空欄にしておきます。

商品の選択肢機能

商品にサイズや色などの選択肢を追加できる機能はEC-CUBEとShopifyそれぞれにあります。
EC-CUBEでは「規格」、Shopifyでは「バリエーション」と呼ばれる機能です。
それぞれ仕様が若干異なります。

EC-CUBE Shopify
選択肢機能の名称 規格 バリエーション
1商品に設定できる選択肢の数 2つまで 3つまで
1商品に設定できる選択肢の組み合わせ総数 無制限 100通りまで

Shopifyでは「100通りまで」という制限があるので、もしEC-CUBEで1つの商品に100通り以上の規格を設定していた場合は、Shopify移行時に別商品に分ける等の作業をする必要があります。
例えばEC-CUBEでサイズ15通り×色15通りの合計255通りの商品があった場合、Shopifyではサイズ別の商品を15個作成し、そのそれぞれの商品に色15通りのバリエーションを持たせる等の方法があります。

顧客データの移行について

EC-CUBEからShopifyへの顧客データの移行は、それぞれデータベースで保有している顧客情報が似ていることもありおおよそ問題なく移行できます。しかし下記情報は移行できませんのでご注意ください。

また、EC-CUBEのカスタマイズにより顧客情報に情報を追加していた場合も、情報の種類によっては移行できない場合があります。
※簡単な情報であれば、Shopifyの「タグ」機能を使ってタグとして移行する方法もあります。

移行直後は顧客アカウントは無効状態に

顧客データは、移行しただけでは有効になっておりません。
移行直後は無効状態となっており、マイページなどの機能を使うことができません。
そして、アカウントは店舗側からは有効にすることはできません
顧客本人に有効化してもらう必要があります。

顧客に「アカウントの招待メール」を送付

Shopify管理画面の「顧客管理」にある「アカウントの招待を送信する」を選択すると、店舗からアカウントの有効化メールを送ることができます。そのメールにあるリンクを顧客にクリックしていただき、顧客ご自身でパスワード等を設定していただくことでアカウントが有効化されます。

この「アカウント招待の送信」ですが、デフォルトでは一人ひとりの顧客に対してボタンをクリックしていく必要があり、顧客情報が数千件にも及ぶサイトでは非常に手間です。
ケイズ・アートオフィスではShopifyのアプリを使って一括でメール送信していただくことをおすすめしています。